トルコショック
数日前からトルコリラが大変なことになっているので、
チャンスとリスクを見極めるために少しまとめる。
【経緯】
・格付け機関による格下げ
・トルコ中銀のインフレ目標引き上げ(2018年:8.4%⇒13.4%、2019年:6.5%⇒9.3%)
・米牧師の拘束から対米関係の悪化
→米大統領による鉄鋼・アルミの関税引き上げ
要するに…
原因は3つ
1.国内情勢の不安定(対シリアや国内テロ活動)
2.インフレするのに金利を上げないことによる通貨価値の下落
潜在的に原因1,2の要因をもっており、通貨価値が下がり続けていたが、
原因3をきっかけに大暴落した。
トルコリラ/円 5年(2018/8/15)
トルコリラ/円 3ヵ月(2018/8/15)
【今後の展開】
下落した原因がなくなれば上昇していくわけで…
・国内情勢改善による格上げ
・米牧師解放による一時的な反発
・利上げやIMFの支援による現状の打開
(可能性は低そう)
・上記がない場合のさらなる通貨下落
最悪の場合、デフォルトが起こる
→取引制限され下落し続ける中、どこかで強制決済される
(リスクが高すぎる、レバレッジかけるのは絶対ダメ)
【まとめ】
金利(約17%)以上の下落もしくは上昇であれば儲かる。
→16リラ/円で買ったら、13.68リラ/円までは±0
経済成長しているとはいえ、永遠と下がり続けている通貨が簡単に上昇転換するか?
→限りなく可能性は低いと考える。
つまり…
投資するなら米牧師解放による一時的な反発を狙った短期
ただし、いつになるかはトルコ大統領くらいしか分からない。
→投資は見送り
為替は地政学に左右されやすく、誰も予想出来ないことが度々起こる。
そのため、ハイリスクハイリターンで個人的には性に合わないとよくわかった。
ドル/円などのある程度信用がある通貨であればまだ良いかも。
70ドル/円→110ドル/円(+57%)に復帰している実績もあるしね。